芸予地震と西原の被害

 

 

平成13年(2001年)3月24日(土)午後に芸予地震が発生しました。ここでは地震の際、西原で発生した被害の状況を掲載しています。

 


芸予地震の後の室内: 平成13年(2001年)3月24日撮影。屋内の棚などが崩れ、足の踏み場に困るような状況になりました。


芸予地震で落下した屋根瓦: 平成13年(2001年)3月24日撮影。


西原4丁目 Kさんの記憶:

私は残念ながら、当時の写真を撮影していません。

しかし、芸予地震のような揺れは、このところしばらくないので、油断しない為にも写真をとどめておくことは、大切なんだなと思います。

 

西原4丁目 Sさんの記憶:

芸予地震の発生した日は、私の大学の卒業式の翌日でした。卒業式に参列してもらい、四国に帰宅する親を宇品の浮き桟橋で見送りました。その後、陸の方をみると、「なんか、陸ゆれてる?」という感じでした💦 地震の時ちょうど浮き桟橋にいたので、地震はわからなかったのだなと思いました。ちなみに、私の親はフェリーで松山には到着しましたが、地震の影響で、自宅までは、なかなか帰り着けなかったそうです💦

 

西原4丁目 Mさんの記憶:

地震の時はちょうど外に出ていて、地鳴りを聞いたこと、高いビルが揺れていたのをよく覚えています。

 

西原6丁目 Mさんの記憶:

地震の時、屋根に設置している太陽熱温水器の足がずれて、屋根瓦が落ちてきたのを覚えています。


芸予地震(げいよじしん):

瀬戸内海の安芸灘を震源として発生し、震源に近い広島県・山口県東部と愛媛県に大きな被害を生じた地震のことです。

「芸予地震」の名称を持つ地震は、明治38年(1905年)と平成13年(2001年)の2回発生しています。

平成13年(2001年)3月24日(土)午後3時28分に発生した芸予地震は、震度6.7、広島市内は震度5強でした。停電や断水などの被害が発生しました。

なお、政府の地震調査研究推進本部によると、安芸灘~伊予灘~豊後水道の地域で今後震度7クラスの地震の発生確率は40%程度と推測されています。(令和5年(2023年)3月現在)